砂金掘り雑記……茨城県・久慈川支流A川
砂金が採れずに昭和の古銭が


アルミ銭たくさん

2003年7月のある日、
茨城の某川で砂金の出るポイントを捜していた。

数カ所で、試し堀りをしていたが、成果が思わしくない。
それに、あまりにも暑い日だったので、
さすがに気合いが入らない
で、日陰の場所で砂金が掘れる所が無いものかと
捜していたら、掘るのに絶好のポイントが見つかった。

小さな川に掛かった橋だけど、
橋の下の川底は平坦なコンクリートで、
規則正しく直径30センチ位のポットホール状の穴が
たくさん開いている。

橋の下は涼しい風が通るし
ここで砂金が出ればしめたもの。

水量も少ないので、移植ベラとパンニング皿程度の荷物で
橋の下の穴を掘り出した。

ポットホール状の穴もなかなか理想に近い構造で
穴1個掘るのに、30分くらい掛かったが
肝心の砂金が全く出ない。2個目を掘り出したが、
気合いが入らないのと、曲がった腰を伸ばすために休憩で、
そのまま川を少し下ってみた。

ほんの5、6メートル下った所の水中に
白っぽいものが沈んでいる。
何だろうと掬ってみたら、アルミ銭。

よく見るとほとんどが、戦時中に発行されたもので、
掘れば掘るだけ出てくる感じ。

この手の近代古銭は、値打ちが無いのは分かっていたが
友達へのみやげ話にと、
汚れを洗ったり、付いてる川虫の巣跡を取り払ったりと。
砂金掘りとは、ノウハウは違うが、
目に付く範囲の8割がたは採ってきた。

これが、小判ならウハウハものだが
アルミ銭じゃな〜と思いながらも、家に持って来て
洗剤や漂白剤できれいにして乾かし
週明けに事務所に運んで数えてみた。


古銭裏表
上下2つ有るのは表裏(裏表)。全部で10種類あった。
左から、菊五厘銅貨、錫一銭貨、富士一銭アルミ、五銭アルミ、
カラス一銭アルミ。

古銭裏表
左から、小型黄銅五十銭貨、一円黄銅貨、稲アルミ十銭貨、鳩五銭錫貨、
桜十銭アルミ。


ほとんどが、昭和14年〜19年で、
大日本帝国時代の小額銭。

ネットで調べてみると、臨時補助貨幣と言われるものらしい。
●菊五厘(大正10年)が 1枚
●錫一銭(全て昭和19年)が 47枚
●富士アルミ一銭(昭和16〜18年)が 91枚
●五銭アルミ(昭和15〜18年)が 58枚
●カラス一銭アルミ(昭和14〜15年)が 37枚
●小型黄銅五十銭(昭和22年)が 1枚
●一円黄銅貨(昭和24〜25年)が 2枚
●稲アルミ十銭(全て昭和21年)が 5枚
●鳩五銭錫(全て昭和20年)が 4枚
●桜十銭(昭和15〜18年)が 73枚
なんと合計319枚もあった。

砂金を掘っていて、寛永通宝等が出てくるのは良くあるが
近代古銭は経験が無いし、
アルミ貨は軽いから、本来は水流で簡単に流されるはず。
?????

どっかの家の古ダンスから出てきて、
古銭のショップへ持っていったら
値が付かないと言われて、いたずらで、川に捨てたのか?

何にしても不思議で、
お金にならない、砂金掘りにふさわしい収穫だった。



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