砂金掘り雑記……富士川水系
良いのだろうか、
また「砂とは呼べない金」が
採れてしまった。
運が巡ってきたのか
はたまた、使い果たすか…。


3月12・13日の2日間
山梨の身延方面に、砂金掘りに出かけた。

今回は、最近知り合った世田谷のA澤氏と2人。

自宅を4時前に出発したが、
世田谷経由なので、目的のポイントに着いたのは何と9時半。

節約のためとはいえ、さすがに一般道だけで行くのはきついが、
車中泊ながら1泊するつもりで来てるから、まだ大丈夫。
しかも、寝不足だろうが、運転で腰や肩が痛かろうが、
川を目の前にすれば現金なもので、見事に吹っ飛ぶ。

同行したA澤氏は、スルースがけやメガネ掘りは
未経験だという事なので
今回は多様な川の地形や環境を体験してもらうために
バリエーションを中心に、川を巡るつもりで行った。

彼の分まで手作りのスルースボックスも持っていったので
まずはテトラのある地形の所で砂金探しを開始。

水流が早くて、持ってきた道具だけでは
なかなか攻略出来ない状態で、多少は手こずったが、
細かいものは数多く採れたので、上々の成果。


今回初めて一緒に行ったA澤氏。本人の了解を取ってないので作業中の写真。
長手袋をあげたのに、素手でやってるじゃないか…。


最初の川で採った自分の分の砂金。量ってみたら、0.20グラム。現地でパン
ニングをしていても、金の撥水性が高いようで、かなり手こずる。細かい物も
流したくないので、最終パンニングは家でやった。アマルガムもかなり多い。


次はメガネ掘りもするつもりで、
午後2時すぎに、岩盤も出ている別の川に移動。

向かった先は、前々からやってみたいと思っていたポイントで
初めて立ち入った川底だったが、さすが人気の富士川エリア。
目に付く川底の岩盤や窪み、クラックは、
ごく最近、誰かがきっちりほじった形跡があるし、
期待出来そうな形のいい場所から出る砂は、
水も濁らないほどに綺麗。こりゃダメだ!

良いポイントは敢えて諦めて、川下に溜まった大量の砂を
下流側から、濁りと格闘しながらほじってみる作戦に変更。

砂が深くて、岩盤までなかなか届かない位の所だったので
メガネ掘りには条件が悪いけれども
底に磐が見え程度まで頑張れば、何とか粉砂金の少し位は
出るだろうと、半ば醒めながらの潮干狩り状態。

箱メガネを覗きながら、30分ほど掘り進んだところで、
中層から目の前に、でかい*(*箱メガネで見ると)
金色の小石が滑って来た。

おおっ〜。 まさか。 まじかよ〜。

手袋をしたまま掴んで、手の上に載せてみたが
信じられない事に、砂金だった。

近くにいたA澤氏を早速呼んで、状況を説明するも
普通じゃ出る環境でも無いし、
今まで自分が考えていた砂金の寄り方でもないので
満足な講釈も出来ない。

続きを1時間ほどはやってみたが、当然だが、
同じように、ゴロゴロと出る訳も無い。

結局この川で出たのは、これ以外は粉のひとつも無し。

寄せ場風でも無いから、極端に粘っても仕方ないので
初日の砂金掘りは終了して、金山博物館へ向かう事に。

館内には、いつものように、常連の3人が
砂金談義に花を咲かせていたので、自慢のしがいがある。

この3人はみんな、大物の砂金をいっぱい持ってるのに
採ったナゲットを見せると、
見事に羨ましがってくれるんだよな〜。

事務所の秤で量ってもらったら、3.46グラム。

先月に八溝山系の川で採った、初ナゲットの3倍近くある。
数字が第一って事でも無いが、
さすがにこれだけの重さがあると、ビックリ。最高の気分だ。

こんなので、人生の運を使い果たしたら、
それはそれで困るが…。


こんなでかいのが採れちゃった。厚さは2ミリ程だが、ツラは広くて、裏表と
も形が似ている。3.46グラムもあると感触も違う。もう砂じゃないな〜。



翌日は、この常連のH瀬氏とK原氏、T澤氏たちが、
山梨のテレビ局、YBSの番組取材を受けるというので、
朝から、その撮影現場に付いて行く事に。

現場は、彼らが最近かなりの成果を上げている場所らしいが、
その場所の良し悪しよりも、使ってる道具や現場の仕立てに
なかなか関心させられるのであった。

取材の邪魔をしても悪いし、
せっかく遠くからノコノコ出て来て、見学で時間を潰すのも
もったいないので、自分達も別の川へ向かう。


2日目の最初に掘るつもりで向かった川は本流筋。
この時期は減水しているはずなので、普段は立ち入れない深場も
メガネ掘りが出来て、最高の成果が、、、、と
イメージではバラ色だったが、思いつきは悪くない筈だが
場所選びに失敗したらしく、2人共、メガネ掘りでは成果ゼロ。

結局、A澤氏も岩の隙間の土砂を洗って、ほんの少し出ただけ。
私はというと、メガネ掘りにこだわって、岩に取り付いたのは
ちょっとだけだったので、1ミリほどのが1粒だけ。悲しい。

結構長く粘ったが、あまりに出ないので、
帰る前にもう1箇所、という事で4箇所目の川へ。

ここの川は、ほとんど岩盤ばかりなので、メガネ掘りに専念。

なかなか良いポイントも見つからなかったが、
帰る間際に、何とか磐の隙間から、コロコロした砂金を発見。
この川は何度か来ているが、メガネ掘りで採ったのは初めて。

諦めずに、冷たい水と戦った甲斐があった。

3時半頃にもなると、日も傾いてきて、
風も立派に冷たくなってきたので
2日にわたるの身延方面の旅も終了にして、帰路につく事に。

中央道を使っても、高速の渋滞で、時間以上に
ストレスも溜まるので、いつものように大月から小菅村の
山越えルートを選択したが、道にこそ雪は無いものの
峠はまだ雪景色。
いくらスタッドレスを履いてるとはいえ暴走は出来ない。
(とは言っても、ほとんど貸し切り道路なので、暴走に近かった
かもしれないが…(笑))
結局、家に着いたのは夜も10時近く。遠い〜。

いつも思うが、
もう2時間近い場所なら、毎週でも通うかも知れない。

砂金掘り師には、魔性の場所だな〜。富士川水系は(笑)


2日目の最初の川では、見事な結果。写真に撮るほどでも無かったが(笑)。



4本目の川で採れた計0.20グラム。なぜかコロコロ。何かのウンコみたい。



砂金の目次へ 戻る