砂金掘り雑記……最上川水系立谷沢川 【回想】月山の麓の砂金地 2000年11月、仕事の関係で 羽黒山付近まで行く機会があった。 いつもの事ながら、予算も時間も無くて、 丸2日間、各地の観光協会から、観光地まで 自分の車で山形を飛びまって、 資料を集めたり、写真を撮らなきゃいけない ちょっとヘビーな仕事。 しかし、せっかく自分の車で回るのだから 良い川に巡り合ったら、砂金も探してみようと、 パンニング皿とゴム長靴、移植ベラだけは 車に積んで出発したのだった。 その頃に、ちょうど読んでいた 「脇とよ著、『新編 砂金掘り物語』 追想 老砂金師と私 」【みやま書房/昭和57年刊】で 主人公、渡辺良作氏の生い立ち部分で 月山の周辺の川は、良作とその父、菊治が 農閑期に砂金を掘って、生活の足しにしたと書かれているが 具体的に、他の資料も含め、 どの場所で採れるかは、特別調べていなかった。 立ち寄った、羽黒山の参道近くの 「いでは文化記念館」で入手した周辺の観光パンフの地図に、 立谷沢川の上流部に、砂金採取場と書かれていたのを見つけた。 そうは簡単に来られる場所じゃないから、 何とか30分程度は、砂金探しをしてみようと 立谷沢川沿いの道を上ってみた。 地図に書いてある場所の周辺で 道を歩いていた地元の老人に聞くと、全く知らない様子。 不思議に思いながら進むも、すぐ先で一般道の行き止まり。 川原にある広い公園のような広場まで行って、川を眺めてみた。 岩盤は見えないが、 過去に「流し堀り」で砂金を掘らせていたような形跡にも見える。 しかし、現地に架かる周辺施設を紹介する絵地図看板にも 標識にも、なぜか砂金の「さ」の字も無い。 公園らしき場所の横の川の様子。下流方向にある水路は流し掘り跡か…。 上流側を見ると何かの橋。水用か、トロッコ用か。川の石もかなり大。 広い公園状の敷地(写真は撮り忘れ)の遠方には、 整地作業でもやってるような工事業者の動きもある。 本当に施設内だと、無断で砂金探しをやって、 トラブルになってもつまらないので そこから延びる林道を、もう少し遡ってみる事に。 1〜2kmほど、走ると前方に大きなダム。 ダム直下や、ダムの上流に行っても無駄な気がするので 水が静かで、岩肌も見える場所で砂金を探してみた。 水が無く見えるが、長靴では対岸に渡れない程度の水量は有った。 上と同じ場所。川原の転石はここも大きい。今なら水中のクラックも探すかも。 水辺から、1.5m位の草木の根元の土をパンニングしてみた。 この日は、水が少なかったが かなり、暴れ川らしい様子も伺える。 水面近くには草木も苔も生えてなければ、土も無いので 1.5m位も上の草木の生え際の土砂をパンニング。 小粒ながら、何とか砂金の姿を見る事が出来た。 小粒ながら荒々しい砂金。今見ると悲しい位の量だ。 今なら、道具も腕も当時よりは「上」だと思うので 30分ほどの調査でも、もう少しは採れる自信は有るが…。 その時は、それなりに満足だったんだけどなぁ〜、 今見ると、小さいな〜。少ないな〜。 いつかはもう一度探してみたい場所だけど、 やっぱり何かの用が無くちゃ行けないな。 砂金の目次へ 戻る