砂金掘り雑記……雨竜川水系大ヌップ川
【回想】あこがれの鷹泊の白金

2001年の5月中旬、1泊仕事で旭川に行く機会があった。

いつか、北海道で、砂金や白金も採ってみたいと
夢見ていたものだから、渡りに舟。
とはいっても、航空券代しか出ない程のシブチン出張で
ほとんど自腹状態。

予算も無い分、拘束も無い。
せっかくの北海道を、仕事だけで使うのはもったいない。

出来るだけ早く旭川に着く便を使って
その日の内に仕事を片づけて、
翌日は朝からレンタカーで深川市の鷹泊まで行って
白金を探し、夕方の便で東京に戻ろうと考え、
バッグにパンニング皿を忍ばせた。

旭川に到着してから、仕事の合間に
100円ショップに立ち寄って
砂金掘りに使えそうな、ポリバケツや水切り。
移植ベラなど調達して何とか間に合わせる事にした。
苦労したのは長靴。
街の靴店では、この時期には売れないらしく
5〜6軒回ったが、何処にも置いてなかった。

結局、当日の朝、途中の町の農協のストアーで
ゴム長靴を調達して川へ向かった。

鷹泊は白金が採れるという事で
以前から、本やネットで調べていたので
国道から少し入った現地に、迷わず到達。

時間がもったいないから、着いた早々
堰堤下の砂金が溜まりそうな大岩の下流の
土や砂をほじくり出して、目指す白金や黄金を探した。

北海道で、しかも有名(自分が調べた限りでは)な産地。
砂金も、白金もいっぱい出るだろうと
心を躍らせて、鼻歌交じりに元気に掘ってパンニング。

ところが、いくら探せど、白金どころか
粉砂金も出てこない。

時間がタップリあれば、もっと上流へ上ったりも出来たけど、
そうは贅沢に使えない…。
この堰堤付近だけは、拓けているからヒグマの恐怖も無いので
この一カ所だけで探す事に。


大ヌップ川の堰堤
大ヌップ川の堰堤下。右の大岩の周りをチョコチョコほじった。

唯一の白金粒
時間とお金のかかった貴重な白金粒。唯一の白金コレクション。


結局3時間ほど、付近を突っつきまわして
白金1つぶ(粒と言っていいか分からないが)だけ採取できた。
白金属には種類があるようだから
正確には、プラチナかどうかは分からないが
硬い、滑らかな肌をした1粒だ。

情けないながら、砂金は、粉の1つも出なかった。

まだ1度っきりの北海道での砂金掘り。

北海道・鷹泊の標本ビンには、
この1ミリ強の1粒しか入っていない(涙)。
だから、一寸見は空っぽ。
砂金と違って、目立ちもしないから、ビンには水も入れて無い。

いつか、リベンジして、
もう少し存在感のある標本にしたいと思うのだが…


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