砂金掘り雑記……八溝山の北側の川
「金」にまつわる地名の川

2003年10月11日(土)、
せっかく13日(月・祝)まで、3連休にできるので、
日頃、地図を眺めながら気になっていた、八溝山の北側の
「金」のついた地名の川を見たくて出かけた。

いつもは、帰りの事を考えて
特別の事が無い限り、 ほぼ、片道3時間以内の川を選んでいたが
今回はのんびりと、山の反対側に回ってみた。

今まで通っていた、山の南側や東側の川筋にも
「金」の字の付いた地名はたくさん有ったが
まだ見ぬ、地名に「金」の付く場所に向かう道は
いつもながら心が躍る。

前日は、出発の準備が全くできなかったので
朝、7時10分の出発となった。

ちなみに、ゴルフでも砂金掘りでも
遊びに贅沢は厳禁と考えている(お金が無い)ので、
可能な限り、高速道は使わない事に決めている。

最初に向かった先は栃木県の那須町の小さな沢で「荒金沢」
険しそうな山沢に砂金が溜まってそうな地名じゃないか!

色んな町を経由して、川に着いたのが、11時25分。
なんと、4時間15分もかかった計算になる。

走行距離を見たら、197km。
下道だけだから、しかたないが、
その間、コンビニに1回立ち寄ったきりだから
日帰りだったら、肝心の砂金を探す時間が取れない位だ。

この「荒金沢」の筋を通る林道をさっそく入ってみると、
1kmもするとすぐに林道の工事中で、上流には行けない。
しかたがないので、戻る途中でポイントを捜した。

車の待避所際に、いかにも砂金が出そうな場所があったので
早速、車を止めて試してみた。


荒金沢の川岸
採れなかった川を見せてもしょうがないが、良い渓相だ。

渓相や岩盤の出具合は最高。
しかし、草の根、盤の割れ目など調べてみたが、
不思議な程、全く出ない。

もう少し、しつこく調べれは、出ないはずはないと思ったが、
できるだけたくさんの川を見たかったので、
15分位であきらめて、
八溝山から流れる川筋を何本か眺めながら次に向かった。

本命は、久慈川水系の川筋で、
福島県東白川郡棚倉町(たなぐらまち)の「居伝金」という場所。
いかにも「砂金が出るぞ」という地名だ。

もちろん砂金掘りにはまっている人の間では有名な地名だ。

行ってみると「居伝金」の集落のすぐ上流の山は
大規模な採石場になっていた。

その川筋の道は、ダンプが走り回る作業道と化して、
ほとんど、一面一帯が採石プラント状態。
道を通行するだけでも違和感さえ感じるほど。

地元の人に聞くと、その上流部には金山があったようだ。
今回は金山探しじゃないので、 下流部で探してみることにした。

すぐ上の、山や林道は、灰色の石粉の埃だらけなのに、
下流の水は意外な程澄んでいた。


居伝金の渓相
所々に覗く大きな礫岩は動かないし、割れ目も少ない。

この場所で掘り始めたのが、1時半頃。
岸の石の下やら、草の根やら、川底やら色々試してみて、
何とか、少ないながら、標本になる程度は採れそうだ。

川底に見える礫岩と石の間の砂をほじっていると。
地元の親父さん2人が、雑魚捕りの網をもって寄ってきた。

その人達に、近くの集落に温泉宿があると聞いて、
今夜はその宿に泊まって、続きは翌朝からやろうと、
さほど収穫がなかったが、4時半頃に引き上げた。


夕食
今夜の夕餉は鰹の刺身に鶏の唐揚げ、鮎の塩焼き。

宿の名は、旅館「地割の湯」0247-35-2264
東白川郡棚倉町の福岡という所にあった。

「地割の湯」という名は、日本有数の地滑り地帯だという
この辺の地形から名が付いたとの事だ。

けっして崖の下に建ってたわけじゃないし、
比較的建物は新しく、沸かし湯ながら、気持ちのいい風呂だった。

予約無しで飛び込んだので、晩ご飯は期待しなかったが
それなりに頑張ってくれたようだ。

ビール1本付けてもらって、翌朝の精算では7000円なり。


窓の外は雨
翌日は朝から雨。なかなか行動の決断がつかない。


ゆったり湯に浸かり、自分にとっては久々に贅沢な砂金掘りだが、
翌朝は悲しいかな、雨になった。

予想もしていなかったので、ショックは大きかった。

昼過ぎには雨も止むという地元の天気予報もあり、
せっかく遠方まで足を延ばしたので、
意を決して、前日の続きをやるつもりで川へ向かった。

カッパを着て頑張ったが、川の水は濁っていて、
前日の続きの、川底掘りは無理。

仕方ないので、前日はあまり砂金が出なかった場所だが
草の根の際を掘り始めた、が、10時頃になると、
さすがに、濁りと増水が激しくなりだしたので撤収。
茨城の大子町方面に向かった。

砂金の収穫は不満だが、
新しい川を色々見られただけで、ほぼ満足できた。

とはいいながら、途中で2時間ほど
栃木県馬頭町の川に立ち寄ったが、ここでも貧果。
1ミリ前後の物が5粒程度に終わった。

この2日間、八溝山を一周して家に戻ってきたようなものだが、
その走行距離はなんと、478kmだった。



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